「有給休暇が取れない」を解決。有給休暇をすんなり取るためのコツ

ビジネスマナー

働くアナタの当然の権利であるはずの有給休暇。

しかし、いつでもどんな時でも気がねなく取れるものではありませんし、何となく有給休暇が取りづらい雰囲気が漂っている会社もありますよね。
体調不良などでやむを得ず休んだ日を有給休暇に当てたりする以外で、本当に私用で有給休暇を取ったのは、年に数日もない・・・という方も、決して少なくないのではないでしょうか?

日本は有給休暇が取りにくい

日本は、有給休暇が取りにくい風土であると言われています。「日本人は働きすぎ」という話も、よく聞かれますよね。
欧米主要国では有給休暇の取得率がほぼ100%に近いのに対し、日本では50%に満たないのだとか。

設定されている有給休暇の日数自体は決して少なくないのに、取得率は世界各国の中でもワーストクラス。

消化率の悪さに加え、1日も有給休暇を取得していない人の割合では、世界で断トツのトップであるというのですから、我が事ながら驚嘆します。

政府は、2020年までに有休取得率を70%にまで引き上げる目標を掲げていますが、まだまだそこに至るまでには険しい道のりが続きそうです。

有給休暇が取りづらい理由

有給休暇が取りづらい理由は、日本人の気質や、その日本人が運営している企業の気質によるものが大きいのだろうと思います。

上司や同僚への配慮。体調が悪かったり冠婚葬祭などのっぴきならない事情があるわけでもないのに、ごく私的な理由で会社を休むことに対する罪悪感。「休養」と「なまけ」の線引きがやたらシビアであること。

「有休は当然の権利だ!」「罪悪感なんて時代にそぐわない!」と思い込もうとしても、心身にしみ付いた感覚が「有給休暇を当然の権利として堂々と取得する」ことを許さない。

そんなジレンマの中で、年度末にはいつも「今年もほとんど有給休暇を消化できなかった・・・」と敗北感に打ちのめされている方のために、有給休暇を円満に取得するためのコツを伝授していきたいと思います。

休養(息抜き)のための有休なら、空気を読んで周囲への配慮を!

所属部署がてんやわんやになる時期、会社の繁忙期などに有給休暇を取ると、たとえ一日だとしても休んだ人のフォローをする人々は大変です。
冠婚葬祭など「はずせない用事」があるのではなく、リフレッシュを目的とした有休の場合は、周囲に極力迷惑をかけない時期を選ぶことによって、取得がしやすくなります。

繁忙期と閑散期の差が激しい職場だと、同じように考える同僚もいるかもしれないので、かぶらないように相談して決めるというのも手です。

できるだけ早く、事前に申請する

冠婚葬祭や旅行、家族の行事など、有給休暇を取りたい日が決まっている場合には、できるだけ早く申請しておくといいです。

事前に申請しておくことで、自身も周囲も早くからその日に向けて準備を整えることができるので、混乱を防ぐことができます。

1ヶ月も余裕を持たせておけば、仕事への影響も少なく、上司や同僚もそのつもりで動きます。「あ、そういえば○○さん明日休みだったね」という具合に、すんなりと受け入れてもらうことができるでしょう。

有給休暇前は、仕事をバリバリがんばろう

有給休暇を取るのは当然の権利。確かにそれはそうなのですが、休む日にフォローをしてくれる人が少なからず居るのは事実。

その人たちへの感謝の気持ちと、できるだけ迷惑をかけないようにする配慮は忘れてはいけません。
これは、決して「周囲に配慮して有給休暇を取らない」ことを勧めているわけではありませんよ!

「有給休暇を円満に取得するために、周囲への配慮を忘れないようにしましょう」という事です。

前倒しでできる仕事は自分で片付けておくこと、どうしても休む日にやる必要があり誰かに託さなければならないときは、マニュアルや伝達事項などを余裕を持って伝え、よくお願いしておきましょう。

想定される自分宛の連絡などがある場合には、その対応も含めて周囲に伝達しておくことなどが大切です。休みの前に責任感を持って仕事をしておくと、マイナスイメージは持たれません。

もちろん、休みが明けたら、感謝の気持ちを伝えるのを忘れないようにしてくださいね。

有給休暇を取る「理由」は、律儀に伝えなくてもよい

「有給休暇」というものの性質上、そもそも取得理由を詳細に伝える必要がないことをご存知ですか?有給休暇の取得理由は、「私用のため」・・・本来はこれだけでも通るのです。

しかし、実際には理由を伝えずに休みを取得することが難しいという職場が少なくないでしょうし、会社への申請は「私用のため」で済ませても、一緒に仕事をしている上司や同僚には、休む理由を言わなければならないシチュエーションになりがちです。

そこで、本当の理由が言いづらくて有給休暇の取得自体を躊躇するくらいなら、いっそ理由を作ってしまいましょう。

あまり取り繕うと逆に怪しくなってしまいますので、「家族の行事で」とか、「実家でどうしてもはずせない用事があって」とか、無難な理由を言うとよいです。

法事や結婚式など大きなイベントを具体的に提示すると、次回以降使えなくなってしまうので、ざっくりとぼかす方がオススメです。

有給休暇が一切取れないブラック企業は、労働基準監督署に相談を

もちろん、有給休暇を取るのは労働者に認められた権利ですので、本来であれば、好きなときに、好きなタイミングで有給休暇を使うことができるはずです。
ただし、会社というチームで働く以上、まだまだこのような配慮をしたほうが、自分も会社もうまくいくことが多いです。

ただし、有給休暇が一切取れない。認められない。などなど、度を超したブラック企業も残念ながら世の中には存在しています。
そんなときは、然るべき機関に相談をするべきです。

まずは社内のコンプライアンスを担当している部署。
もし社内で解決できそうになければ、労働局・労働基準監督署へ相談して下さい。

労働局や労働基準監督署に申告すると、会社と当人のあいだに、労働局や労働基準監督署が入ることになります。
会社がおかしい、ブラックだと思ったら、最寄りの労働基準監督署に相談を。

全国労働基準監督署の所在案内|厚生労働省

有給休暇がきちんと取れる会社への転職

有給休暇をきちんと取りたい。けれど、会社と争うのはめんどくさい。
その場合、やはり一番手っ取り早いのは転職です。

一口に会社といっても、働き方・ルールはさまざまですので、有給休暇を消化することを義務付けている会社もあります。

※調査中