採用面接に求められてるもの ・ 必ず聞かれること

転職

中途採用者に求められるもの(新卒採用者との違い)


社会人経験(アルバイトを除く)のない新卒採用者とは違い、中途採用者に求められるものは、社会人としての一般常識的な知識や振る舞いはもちろんのこと、「即戦力」になる得る人材が、より求められます。
未経験の職種にチャレンジする場合でも、マナー研修から始まる新卒採用者とは、明らかに違うのです。
面接の際の立ち居振る舞い、言葉遣いなどは、入念にチェックされていると思っていた方が無難です。

新卒採用では、「初々しさ」、「若々しさ」、「勢い」などが武器になりますが、中途採用では、経験から来る「落ち着き」、「冷静な判断力」、「的確な対応」が必要になると思われます。
相手の目を見て、はっきりと話すということは、新卒の倍と共通です。しかしこれも、社会人経験があるだけに、もしできていなかった場合に印象を悪くしてしまう可能性は高くなります。「これまで仕事をしてきたはずなのに」と思われてしまうのです。

社会人らしい振る舞い、対応が必須です。そこにプラスして、自分の長所をアピールできるような面接ができれば、申し分ありません。

面接で必ず聞かれる「前職を辞めた理由」

面接で必ずと言っていい程聞かれるのが、「前職を辞めた理由」です。
ここで答えに詰まってしまうと、マイナスな印象を与えてしまいます。「忍耐力がないのではないか」、「責任感が乏しいのではないか」といった具合です。ここでは、相手が好印象を持って納得する、正当な理由を用意しておく必要があります。辞職の理由が、忍耐力の限界や挫折であっては、好印象は与えられません。事実はどうあれ、多少の脚色をしても、前向きな辞職であったことを示す方が無難です。

たとえば、「さらなるキャリアアップを目指したいと思いました」と答えれば、「是非、御社で自分を磨きつつ、貢献していきたい」という意欲の提示にもつながります。他業種への転職であれば、「自分が本当にやりたいことにチャレンジする、良い機会だと思いました」というのも良いでしょう。

消極的な辞職理由であれば、相手はまず、「うちに入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」という不安を抱きます。向上心、将来への希望を、しっかりと持っている事を示すのが、先方に安心していただく方法です。