職場で信頼される人の5つの特徴

仕事論

仕事をするときに、何よりも大切なのが「信頼」。クライアントからの信頼だけでなく、社内でも信頼される人こそ、社会人として成熟した人だと言えます。
社内で「信頼される人」になれば、様々な仕事を任され、評価もされます。

また、上司や同僚、部下からも慕われ、仕事がしやすくなります。何かトラブルに遭遇したときは、「この人のためなら」と、多くの人が快く動いてくれることもあるでしょう。

それでは、社内で信頼される人とは、どのような人なのでしょうか?

まず、しっかり認識しておきたいのは、「信頼される人」とは、必ずしも「好かれている人」とイコールではないということです。

もちろん、信頼に値する人は、人から慕われることが多いです。
でも、それほど社交的でもなく、周囲と必要以上のコミュニケーションを取っていなくても、仕事においては絶大な信頼を置かれている人っていますよね。

反対に、とても親しみやすく周囲から好かれているのに、仕事では何となく頼りないという人もいます。
人から好かれることは良いことですが、そこに留まらず、仕事でも頼りにされる人になりたいですよね。

上司や同僚、部下から信頼される人には、いくつかの特徴があります。
「いい人」に留まらず、「信頼できる人」になるために、職場での在り方を意識してみましょう。

責任感がある人

自分の仕事に対して強い責任感を持っている人は、それが仕事にも表れるので、周囲から信頼されます。
口ばかりが達者で行動が伴わないような人は、どんなに立派なことを言っても信頼されません。

自分の言ったことに責任を持つことや、自分の仕事を最後まで成し遂げることは、信頼される会社人になるための基本です。

ただ、これは「一度言ったことは何が何でも曲げてはならない」とか、「自分の仕事は自力で最後まで全うしなければならない」というものではありません。

仕事には、アクシデントが付きもの。予定していた通りに進むことの方が、珍しいかもしれません。

大切なのは、予定外のことが起こったり、自分だけではどうにもならない事態になったときの対処の仕方。
頑固に自分のやり方を突き通すよりも、柔軟に周囲の意見を取り入れることも必要です。

トラブルをこじらせて上司に丸投げするような事態になるより、相談しながら方針を決め、最後まで自分で仕事を遂行する方が、責任感のある仕事の仕方であると言えます。

報告・連絡・相談をしっかりと行う人

例えばあなたに後輩や部下がいるとします。

仕事を任せて随分時間が経つのに、何の連絡も報告もなかったら、「あの件はどうなったのかな?」と不安になりませんか?

トラブルとは言えないレベルの小さなトラブルがあって、予定より少しだけ時間がかかっているのかもしれません。
しかし、任せた方の立場からすると、報告がなければそんなことは知る由もないのです。

上司はもちろん、その仕事に関わっている他のスタッフにも、報告や連絡はマメに行ってください。
小さなことでも、相談するようにしてください。そうすれば、周囲に安心感を与えるとともに、ミスも防ぐことができます。

順調に進んでいるときは、その旨を報告しましょう。

遅れているときは、仕事が完結するまで報告なしで黙って進めるのではなく、遅れている理由と完了時期の見込みを報告します。
「〇日後に、一旦進捗状況を報告します」というように、時間を定めておくのもよいですね。

自分のことばかり考えず、周囲に気を配れる人

ただでさえ忙しい毎日。

自分の仕事だけでもいっぱいいっぱいなのに、周囲への気配りなんてしている余裕がないと思う方もいるかもしれません。

しかし、周囲への気配りは、「上に立つ者」の必須条件とも言えるもの。
リーダーシップのある人や、包容力のある人は、周囲への気配りを自然とこなしているものです。

難しいことではありません。
困っている人がいたら、「大丈夫ですか?何かありましたか?」と声をかける。
話を聞いて、自分が力になれそうな事があれば、それをする。

忙しかったり、自分では力になれないような案件であれば、上司に相談して、対策を一緒に考えてもらう。それでよいのです。

こうした気配りができる人は、同僚や部下には「頼りになる人」、上司にとっては「周囲をよく見ている人」と評価されるでしょう。

相手の立場に立って仕事ができる人

仕事は、自分一人だけで成り立っているものではありません。

例えば営業職ならば、営業事務の人、資材や製造に関わっている人など、多くの人と直接的・間接的に協力しながら、仕事をしています。
クライアントが最優先であることは、当然のことであり、仕方のないことでしょう。

しかし、クライアントと自分の関係ばかりを考えて、社内で強引なやり方をしていると、周囲は冷めた目であなたを見ます。

できることなら、その仕事に関わる他部署の人も仕事がしやすくなるような采配をしたいものです。

もし、無理をお願いするようなことがあっても、相手の立場に立って、「すみません」の一言が言えるようになるだけでも、周囲から「協力したい、何とかしたい」と思ってもらえるようになります。

人に頼ることができる人

ここは、意外な盲点です。

「人を頼ること」は、悪いことなのではないかと思っている人も少なくないと思います。しかし、必要なときに素直に人を頼れるというのは、とても大切なことです。

困ったときに、自分で抱えこんで余計にこじらせてしまうのは、得策とは言えません。
正直に上司に相談して、周囲の力を借りましょう。

そのためには、あなた自身も普段から周囲のSOSにできる限り応えていることが大切。
一人で何でもこなせてしまう人もカッコいいですが、持ちつ持たれつの関係があってこそ、人と人との信頼関係は成り立つものです。

また、あなたに後輩や部下がいるならば、積極的に重要な仕事を任せてみましょう。

心配な気持ちもあるでしょうが、「困ったら必ず助けるから相談してね」というスタンスで、思い切って振るのがよいです。

そうすれば、相手は「自分は信頼されているんだな」と嬉しくなります。
困ったときにあなたがサポートすれば、「頼りになる人」と思ってもらえるでしょう。
信頼される人になるためには、まずあなたが他人を信頼することが大切です。

 

まとめ

職場で信頼される人とは、次の5つを兼ね備えている人ということができます。

・責任感がある人
・報告・連絡・相談をしっかりと行う人
・自分のことばかり考えず、周囲に気を配れる人
・相手の立場に立って仕事ができる人
・人に頼ることができる人

もしあなたの職場にこのような人がおらず、尊敬できる上司も、気の置けない同僚もいない職場なら、一度転職について考えたほうがいいかもしれません。

職場というのは、人間の集まりですので、人と人との相性が大きく左右します。
パッと環境を変えることで、信頼できる人に出会えたり、自分がより輝ける可能性も秘めてします。

今すぐでなくても、選択肢のひとつとして考えておくにはいいかもしれませんね。

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