目次
多くの求人情報に目を触れる
転職、再就職にあたって、最も大切なのは、できる限り多くの求人情報に目を通し、よく吟味して選考に参加することです。
業種・職種は勿論のこと、雇用条件などもよく確認します。企業理念などにも目を通すと、その企業が取っているスタンスや、将来の展望などもわかります。
情報収集の手段としては、現在最も主流になっているのが、転職支援サイトの利用です。インターネットで、「転職情報」「転職サイト」などのキーワードを入力して検索をかけると、たくさん出てきます。他には、ハローワークの利用、求人情報誌の利用などの手段があります。
例えば、業界最大手の転職サイト【リクナビNEXT】 などは、転職活動の手始めとして、登録する人が多いです。
時々、民間の主催で会場を借りて、「転職フォーラム」のようなイベントが開催されていることがあります。
中途採用を予定している各企業がブースを出し、説明会や資料配布を行うもので、一度に多くの企業を生で見ることのできる大きなチャンスですので、積極的に出向いてみると良いかと思います。
キャリアアップを目指す
転職をすると、これまでのキャリアにかかわらず、「新入社員」としてスタートすることになります。そこに抵抗や不安を抱き、転職を躊躇する場合もあるかと思います。しかし、「新卒採用」と「中途採用」は違います。
職務経歴によって優遇される場合が多く、年齢や前収入によって優遇される事もあります。
優遇条件は各企業によって違うので、募集要項を読む段階で、よく目を通しておく事、面接の際に自分のセールスポイントをしっかり主張して、希望する待遇を伝えることが大切です。
「新入社員」になるからといって、過剰な妥協をすることはありません。さらに言えば、始まりの段階でどうであっても、その企業に在籍することによって、自分のスキルアップのチャンスはあるのか、キャリアアップのチャンスはあるのかを、よく見極めて、未来の展望が開けるような職場を選びましょう。
職務経歴にとらわれすぎない
転職サイトや求人情報誌に目を通していると、「未経験者歓迎」という文字をよく目にするようになってきました。これは、異業種、異職種へ挑戦するチャンスです。
自分の持っている職務経歴に縛られて、「やってみたい事」を諦める必要はありません。
もちろん、経験者は採用されやすく、優遇される可能性も高いのですが、どんな仕事をしてきたとしても、次に目指す仕事と共通する所、活かせる所を、積極的にアピールしましょう。
例えば、これまで事務の仕事をしてきた方が、営業職を目指す際は、「営業職の経験はないけれど、事務の知識があるので、クライアントに対して営業としての対応だけでなく、よりきめ細やかなフォローができる」。
逆もまた然りで、これまで営業の仕事をしてきた方が、事務職を目指す場合は、「営業の経験を活かして、現場の声を敏感に聞き取って、より深いフォローができる」といった具合です。考え方、表現の仕方によって、土壌は違っても、「職務経歴」はいくらでも武器になるのです。
また、他職種に就いていたからこそ、新鮮なものの見方ができることや、未経験の分野に対する強い好奇心、意欲を示すことも大切です。
自分のやってきた事に誇りを持つ
職務経歴は、業界・業種を超えて、あなたの武器です。
たとえ、目指す転職先と直接的な関連がなくとも、これまでのキャリアがあったからこそ、見える事、わかる事がたくさんあります。
挑戦する前から諦めてしまっては、何も始まりません。これは、当たり前のようであっても、なかなかに難しい事です。
転職活動には、不安や焦りがつきものですので、どうしても妥協してしまいがちな部分があります。
社会を知っているからこそ、様々なブレーキがかかり、自分を売り込むことができなくなってしまうこともあるでしょう。しかし、企業側が求めているのは、「少しでも優れた人材を」という事に変わりはありません。
どんなに些細なことでも、自分の優れている所をアピールしましょう。躊躇する必要は全くありません。
そして、それらを武器に、妥協や諦めを捨てて、果敢に挑戦していきましょう。