「仕事ができない人」にならないための6つの心得

仕事論

同じ時期に新入社員からスタートしても、ものの数ヶ月で露呈してくる「できる人」と「できない人」の差。

この差は一体何なのでしょう?仕事には「適性」というものがあるので、「できない人」も配属が変わったり転職をしたりすると、一転して「できる人」に変身することだって無きにしも非ずですが、どこへ行っても周囲に迷惑をかけてしまう「仕事ができない人」というのも、残念ながら存在します。

あなたの周りに、そんな人はいますか?
また、あなた自身の周囲からの評価はいかがでしょうか?

仕事ができない人にならないためには・・・

社会に出て仕事をする以上、周囲とうまくコミュニケーションを取って、企業に貢献できる人物になりたいものです。

ずば抜けて「仕事ができる人」にはなれずとも、「できない人」にはなりたくない!そう思いませんか?

「仕事ができない人」の烙印を押されてしまうと、会社でも居づらくなってしまいますし、査定も下がり、待遇面でも同期の仲間たちからどんどん水をあけられていくことに・・・そんなのは不本意ですよね。

それでは、「仕事ができない人」にならないためには、どうすれば良いのでしょう?
ここでは、適性に関係なくどこへ行っても「仕事ができない」人の特徴を掴みながら、「仕事ができない人」にならないためのポイントを挙げていきます。

1.タイムマネジメントをしっかりと

仕事ができる人は、タイムマネジメントが上手です。
一つ一つの仕事にタイムリミットを設け、優先順位を決め、効率的にこなしていきます。

逆に、タイムマネジメントが下手な人は、ダラダラと作業をして実のない残業を重ねてしまったり、「真っ先にやるべき事」を見極められずに土壇場で周囲に迷惑をかけたりします。

スケジューリングをする時間がもったいないと思う方もいるかもしれませんが、急がば回れ。無計画に手当たり次第仕事をするより、結果的に早いです。
それに、慣れてくるとサクサク予定が立てられるようになります。

手帳、スマホ、カレンダー、自作の予定表、何でも良いので自分に合ったツールを駆使して、まずは自身の予定をしっかりと把握します。
そして、タイムリミットから逆算してスケジュールを立て、最も効率の良い順序で取り掛かっていきましょう。

2.報告・連絡・相談


レトロな言い回しですが、やっぱり大切なことです。
たとえ単独で受け持っている案件でも、上司や同僚、部下と情報を共有することで、有事の対応が格段にスムーズになります。

また、新卒採用にしても中途採用にしても、仕事を教えてもらっている立場のときは、努めて事細かな報告・連絡・相談を心がけましょう。

指示された事を全て終えたものの、黙って次の指示を待つようでは、即座に「できない人」と判断されてしまいますので、積極的に次の指示を貰いに行きます。

何か原因があって作業が滞っているような場合は、終わるまで黙っているのではなく、「今こういう理由で進められずにいます。

完了日時は未定ですが、○日おきに経過報告をします」という具合に定期的に報告を入れておくことで、相手も安心しますし場合によっては助言なども得られるようになります。

ミスは必ず報告、相談しましょう。早めに報告することで、もっと重大な事態に陥ることを避けられます。

3.何事にも責任感を持つ


当たり前のようですが、案外難しいものです。
ミスを報告しなかったり、人のせいにしたりするのも、責任感の無さが為せる業。明らかに自分に非がないようなトラブルが発生したときも、自分に責任がないことを主張するより、「このトラブルを防ぐために、自分にできることは何だったのか?」を考えるようにすると、後々に活きてきます。

4.知ったかぶりをしない


「こんなことまで聞いて良いのかな」「今さら聞けない、でもわからない」・・・そんな時、つい知ったかぶりをしたくなりますが、わからないことは教えてもらわなければいつまでたってもわからないままです。わからないことは恥でも何でもありません。
積極的に聞きましょう。

ただ、何度も教えてもらっていることを尋ねるのはNGなので、普段からメモを取ったり、時間のあるときに自分なりのマニュアルを作成して復習したり、努力は惜しまないようにしましょう。

「わからないのに聞かない」のは良くありませんが、「わからなかったら聞けばいいや」は絶対にダメです。
微妙な違いですが、自身で覚える、考える努力をした上での質問でないと、受ける方も辟易してしまいます。

また、質問するときには相手の状況をよく見るようにしましょう。
トイレにも行けないほど忙しくしている相手に、配慮もなく質問を投げかけるのはNG。

「今、質問しても良いですか?」とか、「質問したいことがあるので、お時間があるときにお願いします」等、相手を気遣えるようになりましょう。

5.デスクの整理整頓をする


まず、書類などが整頓されていると、時短になります。デスクがごちゃごちゃで、何をするにも探し物からスタートするようでは、時間がもったいないですよね。

また、整理整頓が苦手な人は、何事にもルーズな人が多いのです。
形からでも良いので、まずはデスクの整頓を始めてみてください。スッキリと片付いたデスクで仕事をしていると、気持ちもスッキリして仕事がはかどるはず。

6.周囲とコミュニケーションをとる


これは、2の「報告・連絡・相談」にも通じるものですが、仕事以外の部分でも、仲間と積極的にコミュニケーションを取って関係を築けると、仕事がスムーズになります。

「飲み会などは苦手でも極力参加すべし!」「会社の人とプライベートでもお付き合いするべし!」というわけではありません。

飲み会には頻繁に顔を出さずとも、忘年会や歓送迎会などには「嫌だな」と思っていても気持ちよく参加するとか、他部署の人にも挨拶を欠かさないとか、そういう基本的な部分をまず抑えます。

あとは、「仕事とプライベートはきっちり分けたい」と思っている人でも、必要以上に心を閉ざしてしまわず、自分も相手も気持ち良く過ごせるような距離感を見つけていけると良いですね。