転職活動の鬼門!?「適性検査」で落ちないような傾向と対策

転職

企業の採用試験において、しばしば行われることがある「適性検査」。

「多少のズレがあっても、余程のことがなければココで落とされることはない。大切なのは何と言っても面接だ!」と思ってはいませんか?
その考えは、もしかしたら危険かもしれません。

中途採用で適性検査を行う意味

そもそも適性検査は、採用活動をしている全ての企業が行っているものではありません。新卒採用に比べると、中途採用で適性検査を取り入れている企業の数は少ないです。また、新卒採用における適性検査は、多数の応募者をふるいにかけることを目的とした、適性検査という名の「足切り」のようなイメージも持たれています。

そのため、「適性検査は対策をしてどうにかなるものではない」という先入観を植え付けられているケースも多いです。

そんな複数の要因が重なって、応募書類の作成や面接対策に比べると、適性検査対策は後手に回ってしまいがちになります。

しかし、よく考えてみて下さい。それほど重要度が高くないと思われる適性検査を、中途採用でも“敢えて”取り入れる企業側の意図とは・・・?それを考えたとき、「適性検査侮るなかれ」との答えが、おのずと出てくるはず。

そう、中途採用における適性検査は、間違いなく内定を左右する重要なポイントの一つ。

事実、「適性検査でことごとく落とされる」という転職希望者も世の中には多数存在しています。

「新卒のときは適性検査で落とされることなんてほとんどなかったのに、転職活動では何度も落とされている。一体なぜ!?」・・・そんな壁にぶち当たったことのある人も、少なくないことでしょう。

その理由は、新卒採用と中途採用の「受け皿」の違いにあります。

新卒採用と中途採用のそれぞれにおける適性検査の意味

新卒採用であれば、企業側の「新入社員を配置したい部署」のバリエーションが多いのです。
つまり、適性検査で「Aの職種は不向きだけど、Bの職種には向いている」という結果が出た場合、B職候補として次に進めてみようということになります。

人柄についても、新卒採用では「いろんなタイプの人を採って、新しい風を吹かせたい」という意図を持った企業が多く、余程問題があるとか、社風に全く合わないと判断されない限り、「とりあえず面接で話してみて判断しよう」という流れになりやすいのです。

しかし、中途採用では、募集職種や企業が求める人物像がある程度明確に決まっているため、「欲しい人材とマッチしない」という結果が出た場合、容赦なく落とされてしまうことが珍しくありません。

いくら優秀でも、募集職に不向きならば不採用、求める人物像と合致しなければ不採用。適性検査の結果が、シビアに合否に結びつく。それが、中途採用・転職活動における「適性検査」の現実です。

転職活動における適性検査対策で、考慮すべき重要なポイントは二つあります。

・募集職種にマッチしているか
・企業が求める人物像と合致するか

いくら高得点を叩き出しても、上記のポイントを外してしまうと、あっさり落とされてしまうことがあります。

ここをクリアするために、まず「募集職種(希望職種)に求められている能力」と「企業が求める人物像」を正確に把握する必要があります。

書類選考の後にすぐ適性検査が実施される企業では、募集要項や会社のHPなどを入念に読み込んで、企業の「色」を慎重に感じ取るようにしましょう。

適性検査実施前に面接が行われる企業では、企業の本音を聞きだすチャンスが増します。

面接ではつい自己アピールに気を取られてしまいがちですが、企業側のメッセージを聞き逃さないようにアンテナを張ること、メッセージを聞き出すための対話を工夫することが大切です。

適性検査対策①~能力検査~

適性検査の多くは、学力や知力を見る「能力検査」と、人柄や思考のタイプを見る「性格検査」があります。

まずは能力検査に対する対策を考えていきましょう。

学力と仕事をこなす能力はイコールではないとしても、学力が一定水準を下回っていれば、企業としてはやはり不安になります。

新卒採用ではこの能力検査の結果で多数の応募者をふるいにかけることが珍しくありません。
また、中途採用でも、同じような経験やスキルを持っている人が複数いれば、能力検査の結果が採用・不採用の判断材料になっても不思議ではありません。

能力検査は、向き・不向きなどというよりは、明確に学力や知力を見るものですから、対策をしてしっかり点を取れれば難なくクリアできる箇所でもあります。ここで落とされるのは非常に勿体ないことです。

適性検査で出題される能力検査の内容は、ほとんどの場合、小学校~中学校レベルの難易度のものです。
しかし、「それくらいのレベルなら、特に対策しなくても大丈夫」と思うのは危険。仮に学生時代にどれだけ優秀だったとしても、いわゆる「勉強」の第一線を離れて何年も経っていると、小学校中学校レベルといえども苦戦してしまうのが普通です。

適性検査用の問題集を入手して、じっくりと取り組むようにしましょう。

参考書の説明文のようなページを長時間読み込むよりも、ある程度読んだらひたすら問題を解いていく手法がオススメです。
なぜなら、適性検査では難易度は高くないにせよ問題数は多いので、時間との戦いになります。

時間を計りながら問題を解き、時間の感覚を掴むようにしましょう。数をこなしていくうちに、スピーディに問題を解くことができるようになり、時間配分のカンも養われてきます。

適性検査対策②~性格検査~

「性格検査なのだから、嘘はつかずに自然体でいくのが一番!取り繕ってもいつかはボロが出るので意味がない!」・・・このように考える方、少なくないと思います。

これは確かに正論で、企業が求める人物像に近づこうとするあまり自分を偽って回答していても、「言い回しを変えただけの同意義の質問」が出てきたときにポロッと本音が出てしまうと、一貫性のない人物と評価されてしまったり、回答の信憑性が怪しいと判断されてしまったりします。

しかし、自分を偽るという意味ではなく、自分の性格をしっかり把握した上で、「企業側のニーズとの摺り合わせ作業を事前に行っておく」ことは必要です。

企業が求める職種や人物像はどんなものか?そのニーズに応えるためにアピールできる自分の性格は何か?自分を偽らない範囲で企業のニーズと合致する部分はどこなのか?

こうしたことを事前に考えて明確にしておくと、実際の性格検査でもブレのない回答ができ、かつ企業のニーズに沿うことができるようになります。

性格検査では、「深く考えずに閃きで答えて下さい」というような但し書きが付いていることが多いですが、気分次第でコロコロと回答を変えてしまうのはNGです。

適性検査の時点で、「自己アピール」は既に始まっています。
自己分析と企業側のニーズの分析をしっかり行い、自分のどこをアピールしていくのかを事前にしっかりと考えて、ブレない自分をアピールできるようにしましょう。