やってはいけない転職先の選び方

転職

今はひと昔前のように、転職のリスクばかりを見て一つの会社にかじりつく時代ではなくなりました。メリットとデメリットを天秤にかけて冷静に判断し、自分にとってより良い人生を得るために「転職」を選ぶ人が増えています。

「転職すること」が世間一般的にそれほど珍しいことではなくなり、気軽に利用できる無料の転職情報サイトが増えたこともあって、誰でも気軽に転職を志せる時代になっていると言えます。
ハローワークに行かなくても、自宅でインターネットを開けば、数え切れないほどの求人情報が手に入り、転職活動をスタートすることができます。

転職に対する意識の変化や、転職活動を気軽に始められる環境は、もちろん未来の可能性が広がるという意味ではとてもよいことです。
しかし、多すぎる情報に惑わされて的確な判断ができなくなるという危険性もはらんでいます。

「転職する・しない」の判断についても、「これだけの人が転職に成功しているんだから、自分もいけるはず」とか、「今の会社は何となく合わないから、辞めて他のところに移ろう」と、軽い気持ちで転職を決めてしまい、事が済んだ後に理想と現実のギャップに打ちのめされる人もいます。

また、転職先を選ぶ際にも、ありあまる情報を持て余して、自分にとって何が一番重要なポイントなのかを見失って、選択を誤ってしまう人もいます。

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「転職に成功する」ということは、「条件の良い会社、自分が希望していた会社に就職できる」という時点に留まるものではありません。

「新しい職場で楽しく働いていける」というのが、最終的に目指すべき所であると思うのです。「希望通りのところに就職できなかった」、「希望通りのところに就職したつもりが、現実は厳しかった」・・・そんな苦い思いをしないために抑えておきたいのが、これからご紹介する「やってはいけない転職先の選び方5つ」です。

NGポイントを抑えて、後悔のない転職を目指しましょう!

「とにかく今の会社が嫌、どこでも良いから別の職場に行きたい」はNG

「転職しよう」という気持ちになるのは、家庭の事情などで通勤が不可能になるなどの特別な事情のほかは、何かしら現職に対する疑問や不満がある場合が多いと思います。
でも、その不満ばかりにとらわれて、「ここ以外ならどこでもよい」と投げやりな気持ちになるのはダメ。

なぜなら、あなたが「嫌だな」と感じている現職場のような会社は、他にもたくさん存在するからです。

ここを見極めないと、場所が変わっただけで条件は同じ(しかも新人扱いで待遇悪化)・・・という事態をも招きかねません。

転職の動機が「現職に強い不満がある」という所にある場合は、感情に流されず現職のどこに不満があるのかを具体的に考えます。

収入なのか、労働時間なのか、仕事内容なのか、社風なのか・・・そしてその「許せないポイント」を明確にした上で、少なくともその部分についてはクリアできる企業に的を絞って転職先を探すようにしましょう。

はじめから多くを妥協してしまうのは良くありませんが、「あれもこれも」では選択肢がなくなると思いますので、優先順位を付けましょう。

求人票の表面だけを見て決めるのはNG

求人票の読み方で特に注意したいのは、「給与」や「賞与」、「就業時間」、「休日」などの待遇面です。企業は、人材が欲しくて求人を出すわけですから、当然、敬遠されるような内容は包み隠していることがあります。
そして、実はさして良くもない条件を嘘にならない範囲でうまく言い換えて、オイシイ情報であるかのように誇張していたりもするのです。

高額な年収の裏に過酷な残業がセットになっていたり、「年間休日○○日」と謳われていても有給休暇が非常に取りづらい雰囲気の会社であったり、ウラが存在する企業も多いです。まず給与に関しては、内訳をしっかり確認しましょう。

求人票だけで読み取れない部分については、エントリー後面接の際に、必ず採用担当者に確認するようにしましょう。

収入や仕事内容が良くても、「働き続けられない会社」はNG

現在よりも年収UP、職種も希望通り・・・そんな求人を見つけたら飛び付きたくなりますが、もしそれが腰掛けの就職でないのなら、「働き続けることができるか否か」を今一度冷静に考えてみてください。

休日の数、足りていますか?休日出勤や残業が多すぎるなどの気配はないですか?通勤時間は、自分にとって無理のない範囲内ですか?家庭のある方は、子供の行事などの時に休みは取れそうですか?

「何を甘ったれたことを!」と思われるかもしれませんが、仕事をするということは日々の現実です。
仕事に追われて生活が破綻するようでは、よい人生とは言えませんよね?

もちろん、人それぞれ許容範囲は異なりますから、こなせるのであればシビアな環境でも構いません。
でも、無理をして心身を壊すようなことがあれば、どんなに理想的な職場でも、また辞めて転職せざるを得なくなったり、仕事をすることすらままならない状態にまで陥ると、ブランクを作ってしまい次の転職に大きな足枷になることだってあるのです。

仕事と生活のバランスをよく考えて、自分にこなせるかどうかをしっかり見極めましょう。

希望条件に気を取られて、企業の実態に目を向けないのはNG

希望条件を満たす会社でも、経営の危うい会社は×です。
経営が不安定な会社は、将来的に行き詰まると、給料も減り、休日も減り、満たしていたはずの条件があっという間に崩れる可能性があります。

どんなに順風満帆な企業でも、ちょっとしたきっかけで大きく傾く可能性は持っていますから、「どこでも同じだ」と思われるかもしれませんが、少なくとも「既に、明らかに危ない」企業は除外しましょう。

ネット上で経験談を見てみると、求人広告に載っている給与額が過去の掲載時より減っているとか、会社概要に掲載されている将来計画に根拠がないとか、設立年に対する従業員の年齢が異様に若いとか、逆に何年も新入社員を採用していないようであるとか、「サイン」は様々なところに散りばめられているようです。

情報収集は、表だけでなく奥の方も念入りに・・・というのがポイントのようです。

「ここだ!」と思える企業に出会ったら、はやる気持ちを一旦抑えて「さて、あやしいポイントはないかな?」と探ってみる癖を付けましょう。

企業の日常業務の様子を見ずに決めるのはNG!

転職活動のときに得られる情報は、求人情報、企業のホームページ、会社概要、インターネット上での評判、上場企業であれば株価、そして採用担当者との面接で見聞きすることなどで、実際にその企業で仕事をする人々の姿を見る機会は意外と少ないもの。

せいぜい、面接に赴いたときに、エントランスや廊下ですれ違う人の様子や、挨拶をしたときの反応を見たり、社内の雰囲気を少し感じ取ったりする程度に留まりますよね。

でも、できれば日常業務に携わる人たちの姿、オフィスの生の雰囲気を見ておくことをオススメします。

特に、転職に際して「社風」を重視する方は、ここをクリアしておいてほしいと思います。
初対面でいきなり「オフィスの様子を見せてください」というのは不躾ですから、面接が進み、ほぼ内定が決まったくらいの段階で、「もし可能であれば、今後のために見せていただきたいのですが・・・」と申し出てみましょう。

 


 

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