忙しいサラリーマンの交友関係を充実させる方法

プライベート

来る日も来る日も、仕事にまい進する日々。こなしていけない程ではなくても、残業はなかば当たり前、突発的に発生する休日出勤。
そんな毎日を送っていると、「最近会社の人以外とまともに会話してないな」というような状況に陥ることも、少なくないのではないでしょうか?

定期的に休みが取れていたとしても、社会人はそれぞれのペースでとにかく忙しいので、友人と時間を合わせて遊んだりするのも至難の業。
恋人がいる人などは、空いた時間はそちらを優先することも多く、友人関係が希薄になってしまいがちですよね。

「社会人とはこういうものだ」と納得していても、ふとしたときに「自分のプライベートって??」と疑問に思うこともあると思います。

仕事もプライベートも充実はありえるのか?

「仕事もプライベートも大切にしたい。」・・・多くの人が、社会に出るときにそのように思っています
まりにも仕事に時間を取られすぎて、転職を決意する人も多いです。
しかし、いざ仕事を始めてみると、思うようにいかないことも多く、「結局、仕事仕事の人生か」とガックリ。

空いた時間を有効活用しようと試みても、「おひとりさま」スキルが上がるだけで、プライベートでの交友関係の充実にはなかなか結びつかないのが現実です。

生きていく上で、仕事のウエイトは高いです。
生活のためはもちろん、意義ある人生を送るためにも、打ち込める仕事を持つことは大切。でも、そればかりでは身も心も疲れてしまいます。

時には仕事とは関係ないことを楽しんで、仕事とは関係のない人間関係の中で、リラックスして過ごしていきたいものです。
そして、それを明日からの仕事の活力に。こういうよいサイクルが出来ている人は、仕事のストレスに対する耐性も高いものなのですよ。

「そうはいっても、とにかく時間がない」、「自分に時間があるときに、仲間は忙しい」・・・これが社会人の悩みどころかと思います。
そこで、充実したプライベートを実現するために、どのような工夫をすれば良いか、考えていきましょう。

「時間がない」はできるだけ口にせず、強靭な身体を持て!

仕事仕事で忙しい毎日。時間はないわ、身体も精神も疲れるわで、「プライベートに割く時間も体力もない」という方は多いですよね。

しかし、多忙な日々を送りながら、驚くほどアクティブに過ごしている人がいるのも事実。
休日にしろ、平日夜にしろ、あなたが「疲れて何もできない時間」に、充実した時間を過ごしている人がいるのです。

「時間がない」は、確かに深刻な事情ですが、「空き時間をダラダラ過ごすだけではもったいないな」、「もっと有意義に過ごしたいな」という気持ちが少しでもあるなら、「時間がない」という言葉はできるだけ使わないようにしましょう。まずは意識から、です!

空き時間を有効に使うために何より大切なのは、それに耐え得る体力です。
ハードワークの最中、体力を維持するのはなかなか難しいものですが、仕事もプライベートも身体が資本。

お惣菜や外食をする時にもできるだけ偏りのない食事を心がけ、体力づくりのために通勤時間を活用する(エレベーターを使わない、駅までの道のりを早歩きするなど)。疲れやストレスを溜め込まないように、時にはしっかりと心身を休める。こうした自己管理を心がけることで、体力は付いてきます。

身体が元気になってくると、「よし、何かやってみよう!」という意欲も自然に沸いてくるもの。
疲れと忙しさに呑み込まれて、自分のコンディションを悪循環にはめないように、リセットしていきましょう。

「休日」にとらわれることはない。平日夜に遊べ!

「息抜きは休日に」という考えにとらわれていては、うまく時間を有効活用できないことが多いです。
仲間と時間が合わない、疲れて遊ぶどころではないなど、様々な理由で、「1日を無駄に過ごしてしまった」という結果になりがち。

それなら、休日はフル活用できないものと理解して、就業後の時間に目を向けてみてはいかがでしょうか?

使う路線が同じ旧友と夕飯を一緒に食べる、スポーツジムに行くなど、短い時間でもできることがあります。
職場が違う友人とは、休日よりもむしろ平日就業後の方が時間を合わせやすいのではないでしょうか?

遅い時間に体育館やテニスコートを借りて、昔の友人とスポーツを楽しんでいるという人もいます。
翌日に影響しないなら、ウィークデーにお酒もアリです。やりすぎると、かえって疲れを溜めることになるのでほどほどに。

友人はこれからでも作れることを心得よ!

「友達と時間が合わない」というのは、社会人として一番の悩みどころ。
一人で行動するのも悪くないけど、たまには友人と談笑したり、一緒に趣味を楽しんだりしたいと思うときもありますよね。

それなら、「時間の合う友人」をこれから開拓していけば良いのです。就業後や休日に、人の集まるところに足を運んでみましょう。スポーツジム、一人で入れるような雰囲気のバーなどに定期的に通っていると、次第に「顔なじみ」ができてきます。

たとえその時限りのお付き合いだったとしても、職場以外の人と話をするのは、気楽で良い息抜きになります。社内の人には言えない仕事の愚痴などを話せるようになることも。仕事帰りのサウナ通いが日課になって、そこで世代を超えた友人関係を構築したという猛者もいます。

自分が行きたい場所には、自分と似たような人が集まってくるものです。あまり社交的ではない人でも、いつのまにか似たような人と気軽に話せる仲になっているかもしれませんよ。

確実に空いている時間があるなら、習い事なども◎!

同じような価値観を持つ友人同士で集まっていられた学生時代とは違い、社会人となると、気の合う友人、趣味の合う友人を作るのは、意外と大変です。
まず、なかなかそのような人と出会えないのです。

職場に同年代の同僚がいたとしても、なんとなく気が合わない人ばかりということもあります。昔の仲間とはなかなか時間が合わず、いつのまにか自分に趣味があったことさえ忘れているような状況になることも、珍しくありません。

もし、趣味の合う友人を見つけたい、自分の好きなことを仲間と一緒に楽しみたいと思うなら、思い切って習い事をしてみるのはいかがでしょうか?
習い事なら、自分の休日や空いている時間に合わせてセレクトできますし、そこへ行けば同じ趣味趣向の人が集まっています。

イレギュラーで仕事が入ったり、他の予定が入ったときのために、習い事の時間にあまり縛られたくないという人は、スポットでも参加できるワークショップなどがオススメです。また、スポーツが好きな人は、好きな時間にスポーツジムに通うのも良いですよ。

職場での友人関係構築を諦めるな!

かたくなに「仕事とプライベートは別物」と思い込んでいると、一番身近な交友関係を逃してしまいます。

「職場の人間とは一線を引いておきたい」、「会社に気を赦せるヤツなんていない」・・・筆者もかつてそういうタイプだったので、そう思うのは理解できます。
しかし、もしその職場の中に、実はものすごく気の合う人が隠れていたとしたら?筆者はかつて入社後3年近く経ってから、職場である先輩と親しくなりました。

しかも同じ部署の先輩です。それまでは、一緒に仕事をしていたのに、話すことといえばせいぜい業務連絡か仕事の愚痴か当たり障りのない雑談程度で、お互いに深く踏み込もうとしなかったのですね。
ところが、何かのきっかけで互いの趣味のことや好きなものなどを話してみたら、見事に意気投合。その後一気に距離は縮まり、とうの昔に退社した今でも、友人関係が続いています。

職場で友人を作ることのメリットは、何と言っても「お互いの事情がよくわかること」、職種や部署による休日のズレがあまりない会社なら、「休みが合いやすいこと」でしょう。
会社での互いの様子がよくわかるので、「この後どう?」なんて誘いも気楽にできますよね。同じ趣味を持っているなら、会社で同好会を作ってしまうのも面白いかも。